「築古」物件の投資判断は慎重に

04.10

 不動産投資とは、利益を得ることを目的として不動産に投資することです。投資用物件で特に注意が必要なのは、初めて購入する物件で築古居住用物件を購入するケースです。居住用物件は築年数が長い物件、一見利回りが高く、非常に投資価値が高いと思われがちですが、蓋を開けてみれば様々な危険性が潜んでいるため特に要注意です。その理由にまず家賃、最初のうちはある程度高い家賃が設定でき、新築だからという理由で入居者も募集しやすいのですが、数日、数ヶ月経てば新築物件も既に築浅中古物件という名前に変身します。さらに数年経てば入居者の募集も新築当時とは同じようにはスムーズにいかず殆どの場合は、必然的に家賃や諸費用は下げていく事になります。購入後に、次々に退去が出て、家賃を高い水準に維持していきたいものですが、募集が重なると家賃が下げられるなんて事も決して珍しくありません。どこかで歯車が狂って悪循環になりがちです。
 そのほか、物件の老朽化につき、思いもよらない莫大な修繕費や管理会社に管理費なども固定費として毎月発生します。募集または成約の場合も当然なことですが、広告費用がかかります。そして不動産を保有すれば、固定資産税、都市計画税といった様々な税金支払いも発生します。従いまして、細かい経費もすべて計算した上で判断することが望ましいのです。それ相応の利益が確保できるのなら購入しても一番ベストでしょうが、常に家賃の相場は変動していますし、築年数により大抵家賃は下がっていきます。
 不動産投資では、利回りが全てではありません。特に投資初心者や外国投資家などは不動産業者の宣伝広告やセールストークを鵜呑みにせず経済市場や物件の実態などをしっかりと確認・把握すべきでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。